JA 日本 機関投資家のお客様
債券

ディストレスト・デットにおける投資機会の出現

2020年9月 - 7 min レポートを読む

新型コロナウイルスの終息に伴い、一部の企業においては増加した債務の管理において困難に直面する可能性があります。斯かる脆弱な発行体がリストラクチャリングされる、もしくはその他ストレスに晒された状況に陥ることにより、ディストレスト・デット戦略に投資する投資家にとっては、魅力的な機会が到来する可能性があります。※本レポートは英語です。

要旨

・米国ハイイールド社債のデフォルト率は3月に予想されていたような二桁の水準にはいかず、より低水準になると見られるものの、今後特定のセクター(COVID-19前に既に悪化していた発行体もしくは最前線で影響を受けた発行体)を中心に上昇していくものと予想。

・短期的なショックに耐性を持つ発行体においても、資金繰りおよびコベナンツの問題により割安な水準で購入可能な投資機会(伝統的なハイイールド社債およびバンクローン市場に限定されない)が出現する可能性がある。

・所謂「メガ・ファンド」は、その投資効率を高めるべく、大型案件に偏重する傾向にあるが、ベアリングスは伝統的な大型案件以外の中小型案件についても投資機会として補足し、効率的なアルファの創出を目指す。実際、グローバル・ハイイールド社債市場において、負債総額10億米ドル未満の割合は84%(案件数ベース)に上る。

・過去10年に亘り大きく成長したプライベート・クレジット市場においては、レバレッジの上昇、発行体にとっての契約書における条件緩和および新規マネジャーの参入により、今後、これまでよりも多くの発行体がストレスに晒されると思料。

・ローン担保証券(CLO)の裏付資産におけるクレジットの悪化およびデフォルト件数の増加は、CLOの格下げに繋がる可能性があるため、斯かる裏付資産(低流動性銘柄、小型銘柄、CCC格など)に対する売り圧力により、魅力的な投資機会が齎されるものと思料。

・これまでの投資経験およびライフサイクル(債券の発行からディストレスト状態に至るまで)を通じたクレジットを捕捉する能力は、ディストレスト投資において最も肝要であると考える。

X

当社のウェブサイトBarings.comをご利用いただくことにより、(1)当社がお客様のデバイスに特定のクッキーを配置したり、利用規約およびウェブサイトのプライバシーに関する通知に記載されているその他のオンライン追跡メカニズムを使用することができること、(2) お客様が当該利用規約に了承したことにご同意していただけたものと致します。