2026年6月のベアリングス世界景気循環図
投資判断の材料の1つであるベアリングス世界景気循環図について、ベアリングス・ジャパンの先進国ソブリン債券チームが解説します。
今月は、豪州が景気減速局面から景気拡大局面へと戻りました。依然として消費者のセンチメントは低下傾向にあるものの、財の輸出拡大が局面判断の改善につながりました。豪州の主要な輸出品目は、鉄鉱石やアルミニウム鉱石などの工業用金属、石炭や液化天然ガスなどのエネルギーです。東アジアではAI投資を背景とした半導体の製造を中心に、金属やエネルギーの需要が旺盛で、豪州の輸出には追い風が吹いていると見られます。一方、英国はサービス業PMIの悪化により景気後退局面へ後退し、資源輸出国であるカナダは豪州とは対照的に、米国との通商関係の冷え込みなどを背景とした景気バロメーター指数の悪化により景気拡大局面から景気回復局面へ悪化しました。各国の中央銀行がインフレと景気のバランスをどう取るかが注目されます。