2026年5月のベアリングス世界景気循環図
投資判断の材料の1つであるベアリングス世界景気循環図について、ベアリングス・ジャパンの先進国ソブリン債券チームが解説します。
今月は、米国が景気後退局面から景気回復局面へと改善しました。米国はこれまで消費者信頼感や求人件数が緩やかに下降していたため景気後退局面に位置していましたが、下げ止まってきたことに加えて、製造業PMIの上昇が局面判断の改善につながりました。ただし中東情勢や関税政策による供給混乱リスクを背景とした在庫積み増しや仕入れ価格の上昇が寄与しており、単純に景気が拡大しているとの解釈は難しそうです。一方で豪州とNZの局面判断がそれぞれ悪化しました。消費者や企業のセンチメントの落ち込みが要因です。中東情勢の悪化により、先行きの不確実性はますます増しており、事態の長期化が実体経済を冷え込ませるかが焦点となります。