2026年7月のベアリングス世界景気循環図
投資判断の材料の1つであるベアリングス世界景気循環図について、ベアリングス・ジャパンの先進国ソブリン債券チームが解説します。
今月は、豪州が景気拡大局面から景気後退局面へ、ノルウェーが景気拡大局面から景気減速局面へと、それぞれ局面判断が悪化しました。どちらも消費者信頼感指数の悪化が主な要因です。中東での地政学リスクが高まる前から高水準にあった基調的なインフレを抑え込むため、両国の中央銀行は先進各国の中でも先んじて利上げを開始しました。物価の高止まりや金融環境の引き締まりを背景に、消費者の先行き感が悪化したと考えられます。一方、スウェーデンは製造業PMIの改善が主導し、景気減速局面から景気拡大局面へと改善しました。新規受注や輸出需要の項目が上昇しており、AI関連投資などを背景とするグローバル製造業の持ち直しに加え、欧州の地政学リスクの高まりに伴う防衛関連需要の拡大も追い風となり、製造業を主産業とするスウェーデン経済にプラスに働いていると見られます。