2026年2月のベアリングス世界景気循環図
投資判断の材料の1つであるベアリングス世界景気循環図について、ベアリングス・ジャパンの先進国ソブリン債券チームが解説します。
今月、局面変化が起きたのはカナダのみで、景気回復局面から景気拡大局面に改善しました。製造業PMIが好不況の境目となる50を1年ぶりに上回って改善したことが大きな要因です。雇用や購入在庫の指数が改善したことは明るい兆しですが、投入価格の上昇、新規輸出受注の低迷は米関税政策の不透明感が残っていることを示唆しています。カナダ中銀は1月会合で政策金利を維持しつつも、米国の通商制限や不確実性は引き続きカナダの成長を阻害していると、懸念を強く示しました。また、ニュージーランドでも製造業PMIの大幅改善により、景気判断の水準が上昇しました。季節的なクリスマス需要に支えられながら、新規受注や生産が拡大しました。これらの動きが一時的なマインドの改善に留まらないかが注目されます。