2026年1月のベアリングス世界景気循環図
投資判断の材料の1つであるベアリングス世界景気循環図について、ベアリングス・ジャパンの先進国ソブリン債券チームが解説します。
今月は、米国が景気回復局面から景気後退局面へと悪化しました。消費者信頼感指数の低下と求人件数の減少が寄与しました。米国の労働市場は緩やかに減速し、低採用・低解雇でバランスを取る中、全体の個人消費は堅調さを維持しています。ところが消費者信頼感指数のような消費者のマインドデータに表れるように、米国経済は低所得層と高所得層の格差が広がる「K字型」化が進んでおり、危うさが潜んでいます。国民のアフォーダビリティ(経済的に無理なく手に入る、もしくは経済的なゆとり)の欠如ゆえに、今秋の中間選挙を控えたトランプ米大統領は支持率を落としていますが、支持率回復を目的に予測不能な言動に打って出る可能性があり、今年も不確実性の高さに備える必要があります。また、メキシコは製造業PMIの悪化が続き、景気拡大局面から景気減速局面へと悪化しました。