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株式

トルコはどこに向かうのか?

2018年10月 - 4 min レポートを読む

直近数ヶ月間の動向を踏まえ、ベアリングスのEMEA株式チームがトルコ市場の現状と今後の見通しを解説します。

トルコ・リラが2018年の年初から35%以上も暴落し、株式市場もほぼ半値に下げる1など、トルコの金融システムは激動の年となっています。高い経済成長率に優先度を置くエルドアン大統領の政策やエネルギー価格の高騰により、トルコの経常赤字は対GDP比で約6%にまで拡大し、新興国の中では最も高い水準となりました。徐々に進む財政規律の崩壊や過剰な金融緩和政策などを背景に、投資家の信頼を取り戻すことが困難な状況が続いています。さらに、インフレ率の急速な上昇にもかかわらず、エルドアン大統領の圧力下、金融政策を主導すべき中央銀行の独立性に対する懸念が生じるなど深刻な問題が発生しています。ベアリングスでは、トルコは現状の深刻なインフレ圧力を抑制するための強硬な措置を実践する必要があると考えています。そしてこれは今後の継続的な成長に必要とされる堅固な基盤構築にも役立つと考えます。

安定による信頼構築
トルコの政策立案者や政治家は、トルコ・リラの安定が成し遂げられれば、市場の信頼回復や制御不能なスパイラルに陥ったインフレが可能になることを認識しています。5月以降、大幅な利上げを通じて協調的な金融・財政政策が実践されてきています。これは、以前の成長主導の財政拡張政策からの離脱を意味します。

 

  1. September 30, 2018, based on MSCI Turkey
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