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投資適格CLO:低リスクのもとで高い超過リターン達成の潜在性を提供

2019年11月 - 7 min レポートを読む

投資適格CLOは、投資先ローンのパフォーマンスや構造的な保護がもたらす、スプレッド・ピックアップやボラティリティ抑制などのメリットを投資家に提供しています。しかし、最も高格付けのトランシェにおいてもマネジャー選択が非常に重要です。

CLOの投資適格トランシェは、投資家が投資適格社債から獲得しているよりも高い超過リターンを獲得し得る魅力的な機会を提供しています。J.P.Morgan CLO Index(CLOIE)がスタートした2014年以降、投資適格CLOは社債よりも低いボラティリティで超過リターンを生み出してきました。この傾向は今後も継続すると見込まれるため、投資適格社債や米国社債へのエクスポージャーを有する投資家は、その一部を投資適格CLOに分散することでメリットを享受できる可能性があります。

このような傾向をもたらす背景は何でしょうか?1つは同等格付けの他資産に対するスプレッド・ピックアップ、もう1つはボラティリティの低さです。この2つの要因はいずれも、投資先ローンのパフォーマンスとCLOが提供する構造的な保護からもたらされます。しかし、全てがこうした市場・構造要因からもたらされるわけではありません。一般に高格付けCLOにおいて、コラテラル・マネジャー(以下、マネジャー)差別化の重要性は低いと考えられがちですが、このアセットクラスで高いリスク調整後リターンを実現するにはマネジャー選択が極めて重要です。

超過リターンの検証:

投資適格CLOのベンチマークであるJP Morgan CLOIEインデックスは過去、米国投資適格社債や米国クレジットのインデックスと同等の絶対リターンを生み出してきています。しかし、こうした絶対リターンベースでの比較は、主として金利デュレーションの違いにより、必ずしも妥当な比較とは言えません。

当レポートでは、リターンのうち金利デュレーション部分を除きクレジット部分のみのリターンを検証するために、Bloomberg Barclays U.S. Credit Index(米国クレジット)、U.S. IG Corporate Index(米国投資適格社債)、およびベアリングスの投資適格CLOコンポジットのリターンを検証します。

2015年1月~2019年8月の超過リターンを見ると、ベアリングスの投資適格CLOポートフォリオでは累積超過リターンは9.50%となり、Barclays U.S Credit指数、Barclays U.S Corporate指数の超過収益率(それぞれ5.90%、6.44%)を360bps、306bpsアウトパフォームしています。

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