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エマージング市場はグローバルな金融引締めに耐えられるのか?

2018年3月 - 6 min レポートを読む

世界の主要中央銀行は金融緩和に歯止めをかけつつあり、今後各国の金融政策は引締めに向かうとみられています。エマージング市場はグローバルな金融引締めに耐えられるのでしょうか?エマージング債券責任者リカルド・アドロゲが解説します。

米連邦準備制度理事会(FRB)や欧州中央銀行(ECB)、日本銀行(BOJ)など世界の主要中央銀行は金融緩和に歯止めをかけており、各国の金融政策が引締めに向かうことはもはや疑いようもありません。唯一、そのスピードのみが不透明です。それでは、グローバルのマネタリー・コンディションが引締めに転じた時、エマージング市場は耐え得るのでしょうか? 私たちの答えは「Yes」です。

グローバルのマネタリー・コンディションは本当に緩和的だったのか?

世界金融危機(GFC)以降、中央銀行の行動は、グローバルのマネタリー・コンディションを論じる多くの経済コメンテーターによって惑わされてきました。2008年以降中央銀行が積極的に金融緩和策をとってきたことは疑いようもない一方、グローバルのマネタリー・コンディションが本当に緩和的であったかどうかはやや不透明です。マネーサプライ(M2)の動向からグローバルのマネタリー・コンディションを判断するならば、GFC以前よりもGFC以後の方がより金融引締め的だったということが言えます。世界のM2伸び率(年率)は9.5%(2005-2008年)から6.3%(2009-2018年)に減速したためです。この観点からみると、世界的にインフレ率が首尾よく抑制されていたことにも納得がいきます。

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