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プライベート・エクイティの多面的なリスク管理アプローチ

2018年9月 - 11 min レポートを読む

プライベート・エクイティの分野では、厳格なリスク管理フレームワークが時間の経過に伴い、ボラティリティの低い高クォリティのパフォーマンスをもたらします。

プライベート・エクイティ(以下、PE)マネジャーは元来、トータル・リターンを非常に重視し、高いレバレッジやアグレッシブな事業計画、コスト削減を通じてリターン獲得を図ってきました。過去10年においては株式市場が堅調であったため、比較対象となるパブリック市場の収益率(PME)に打ち勝つために高いリターンが必要とされ、こうした動きが加速化しました。

しかしながら、これらのリターンを達成するためにどのようなリスクが採られているかをPEマネジャーや投資家が詳しく語るのを耳にしたことがありません。こうした機会がなかったのは残念なことであり、プライベート市場は依然制度化に向け発展途上にあるということができます。

全ての投資においてリスクとリターンは密接に連携しています。優れたリスク管理フレームワークは時間の経過とともに、より耐性があり、変動性が小さく、クォリティの高いパフォーマンスをもたらします。

リミテッド・パートナー(以下、LP)にとってリスク管理のソリューションは、分散を通じたダウンサイド・リスクの軽減という、より単純明快なものでした。しかし、LPが投資資産の集中化を進め、少数の大手ゼネラル・パートナー(以下、GP)との関係を強化するに伴い、LPが直面するリスクは変化しつつあります。さらに、規制要件や投資資産の価格高騰、ESG問題、その他の要因が、GPのリスク管理の在り方にも進化をもたらしています。PEビジネスが拡大を続ける中、こうしたトレンドは継続することが見込まれます。

ベアリングスでは、PEおよび実物資産投資の歴史全般においてリスク管理に熱心に取り組んできました。そしてその歴史の全期間に亘り、私達のリスク管理哲学はほぼ変わっていません。

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