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マクロ&地政学

この冬の5つの勝者と敗者を考える

2018年12月 - 5 min レポートを読む

マクロ経済・地政学リサーチ責任者のDr. クリストファー・スマートが、ドナルド・トランプからナンシー・ペロシまでこの冬注目すべき人物や事象について検証します。

予想は愚か者がするゲームですが、その背後にある理由を考慮することで投資リターンを左右する主要因の特定が可能となります。2019年がどのような年になるかを推測するために、私達は極めて重要な10の軌跡(ベアリングスが考える5つの勝者と5つの敗者)の当面の動きに注目しています。

勝者

  1. トランプ米大統領: 民主党に下院を奪還され、ロバート・モラー氏によるロシア疑惑捜査が立ちはだかり、金融市場は暴落していますが、トランプ大統領には秘策があるのかもしれません。中国との一時的な合意は、トランプ大統領がどのような条件を受け入れるかに大きく左右されます。中国は、米国産大豆をより多く買い、知的財産の保護を強化し、驚いた事に「メイド・イン・チャイナ2025」計画の署名を通じた主要産業の技術推進計画を調整する準備が整っているようです。こうした道筋が世界の2大経済大国間の深く体系的な相違を解決することは困難とみられるものの(強制力の緩さは不満の高まりにつながる)、トランプ大統領が暫定的な勝利を宣言するには十分でしょう。12月の米政府機関閉鎖が長期に及ばなければ、トランプ大統領は、揺らぎつつある景気信頼感を上向かせるためのインフラ投資法案を可決させることで新下院議長の力を弱めることも可能でしょう。
  1. 米国株式: 米国株式は歴史的に見て割安なわけでもなく、経験豊富な市場参加者が完全にお手上げと称する状況にも陥っていません。しかし、低下基調にある米国債利回り対比で収益利回りは魅力的に映り始めています。情報技術セクターが直近の高値に戻ることは当分ないと思われますが、株式が今後数ヶ月でプラスのリターンを実現する可能性は十分に考えられます。
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